韓国の大学病院にて、赤ちゃんの頭の形の専門外来を受診しました。
韓国では一般的な赤ちゃんのヘルメット治療について、
受診の流れや診察内容、ヘルメット治療の費用、実際に治療を受けるか悩んだことなど実情を詳しくまとめました。
※この記事はあくまで受診した病院での体験に基づくもので、診断や治療方針は病院やお子さんの状態によって異なります。
頭の専門外来を受診したきっかけ
私は、韓国の大学病院で出産し、産後健診もそのまま同じ病院の小児科で診てもらっています。
生後6ヶ月の定期健診にて軽い気持ちで
「頭の形は特に問題ないでしょうか?」と先生に聞いたところ、
「異常の有無も含めて専門で診てもらって!すぐに紹介するね!」
と、あれよあれよという間に予約を取ってもらうこととなってしまいました。
大学病院であるため、別の診療科でも連携が取れていてすぐに予約が取れるようになっていました。
韓国における頭の形(位置的斜頭症)の治療の考え方
韓国では、日本に比べ頭の形の治療は一般的です。
大きな理由の一つとして、男の子は兵役で頭を丸めることが多く、頭の形を気にする文化があるというのがあるようです。
もちろん、女の子の場合も頭の形を気にして治療するケースは多いです。
子どもの成長や美容への意識が高いこともあり、ヘルメット治療をはじめとした頭の形を整える介入も積極的に行われています。
実際の頭の形の専門外来受診の流れ
①頭部レントゲン写真の撮影
生後6ヶ月で、初めてのレントゲン写真でした。
黒い専用の撮影板に赤ちゃんを寝かせ、
・上向き
・右向き
・左向き
の3方向のレントゲン写真を撮影しました。
保護者はレントゲン技師さんと同様の防護エプロンを着て、
近くで赤ちゃんをあやしながら体を押さえました。
廊下まで響く赤ちゃんの泣き声を聞いて、
その場にいた待合の皆さんが応援してくれていたと聞きました。
レントゲン室から出た時、皆さんが赤ちゃんに
「よく頑張ったね〜」と声をかけてくださいました。
さすが赤ちゃんに優しい国、韓国…!
韓国では赤ちゃん連れへの温かさを感じることが多く、この日もその一つでした。
②整形外科での診察
レントゲン写真の結果説明
まずは先ほどのレントゲン写真の結果説明からでした。
特に骨には異常はなく、その他も全く問題ないとのことでした。
頭の形の実測と結果説明
先生によって、頭囲や頭幅、対角線の長さが測られました。
その結果がこちらです。

我が子の場合、
Lt.lateral(左対角線):145mm
Rt.lateral(右対角線):135mm
左右差が10mmで、左側が少し平らになっているということでした。
一般的にヘルメット治療は左右差だけで決まるものではなく、月齢や見た目、成長も考慮して判断されます。
これらの結果は、骨や発達、顔への影響はないとのことでした。
ただし、完璧なまん丸ではないため
今のうちにヘルメット治療をすれば、左右対称の美しい頭にすることはできるということでした。
③ヘルメット治療の説明
診察後、看護師さんからヘルメット治療についての詳細な説明がありました。
ヘルメット治療にかかる費用
ヘルメットの作成にかかる金額はおよそ410万ウォン(約43万円)とのことでした。
さらに、定期受診料も別途必要でした。
ヘルメットを作成する方法
病院でヘルメットの料金を支払い、専門のヘルメット作成施設へ行く必要があるとのことでした。
病院で計測した数値を基に、施設でも改めて計測をして作成します。
また、ヘルメットの作成には3週間ほど時間を要するとのことでした。
ヘルメットを着用する期間
治療開始時期や治療経過によって異なりますが、
生後6ヶ月頃から始めた場合は、3〜4ヶ月の着用が必要とのことでした。
また、頭が軟らかく治療しやすい生後6ヶ月までを目安に治療を完了させるのが理想的だそうです。
ヘルメット治療実施の有無についての決断
赤ちゃんの頭の形は変わりやすいため、なるべくその場で治療の有無を決定することが望ましいとのことでした。
今保留として、もし来週から始めたいとなった場合は改めてレントゲン撮影や計測の必要が出てくるということでした。
私たちは、左右差10mmということで非常に悩みましたが、
結果としては、ヘルメット治療は行わないこととしました。
数値で見ると大きく見えますが、見た目では違和感を感じるところはなかったためです。
起きている時間はほとんどうつ伏せで遊んでいるため、左右差も改善されていくだろうという見立てです。
他には、髪の毛が十分に生えてきたらその左右差はより分かりにくくなるだろうということ、
これまで他人の頭の形を見て変だと思ったこともないということ、などが理由です。
まとめ
韓国では一般的な赤ちゃんの頭のヘルメット治療。
計測するとどうしても数字で左右差が見えてくるため悩みましたが、私たちは治療をしないということに。
もちろん、判断は家庭によって異なります。
私たちは見た目ではほとんど分からず、骨や発達への影響もないとの説明だったため治療を選択しませんでした。
実際の数字で現状を把握できたのはとても良い機会となりました。
始める場合は少しでも頭が軟らかい時期の方が良いため、気になった場合は早めの受診がおすすめです。
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